全3回の放送が無事に終了いたしました。
ご出演いただいた皆様、取材等番組作成にご協力いただいたテレビ和歌山の皆さま・・・ありがとうございました。
番組では、実際に助成を受けられた団体の活動をご紹介。地域の課題やその中でどんな風に共同募金が生かされているのか伝えてくださってきました。今回は、第3回目の放送のご報告です。
(すみません!事前に放送告知を忘れてしまいました!・・・担当者痛恨のミスです・・・)
第3回目【最終回】は 新宮市社会福祉協議会 前事務局長 奥西誠人さんにご出演頂きました。
奥西さんは、長年赤い羽根共同募金に携わって下さり、平成23年の紀伊半島大水害では陣頭指揮をとるなど、多様なご経験をして来られました。現在は北山村で子どもたちの居場所づくりのお手伝いなど地域の活動に取り組まれています。
番組では、奥西さんの多様なご経験から赤い羽根共同募金が役立てられている現場や今後の役割などについてお話して下さいました。
やはり、実際に経験をされた方の言葉というのはとても説得力があるのだなと特に感じた放送でした!
平成23年台風12号災害では、被災者を支援するため「災害ボランティアセンター」設置・運営。初めての同センター立ち上げでまた長引く活動でしたが、センターの運営が全うできたのも本当にたくさんの皆さんの支えのおかげですと熱く感謝を伝えてくださってました。
同センターでは、県内外から駆けつけて下さったボランティアの方々と、被災された住民の方々とをつなぐための支援活動をされています。まさしく「困ったときはお互いさま」・・・支えあいの心をつなぐ活動をされています。
大災害をご経験された奥西さんが強く感じられたこと。それは「地域のたすけあい・つながり」だったそうです。少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者の多い新宮市。災害時は県内外沢山の方々に助けられましたが、やはりまずは地域のつながりを再構築することが地域の課題解決や災害にも強いまちづくりになると考えられました。
地域で共同募金活動にも携わって下さっていた奥西さんは、「地域のつながりが人々の命を救う」と平成25年度共同募金モデル事業としてテーマ型募金「新宮いのちの募金」を設立。「地域のつながりを再構築して災害に強いまちづくりをする」という目的を明示した募金活動を実施。地域課題を明確にした募金活動は市民の大きな理解を得ることができ、現在新宮市共同募金委員会では「新宮いのちの募金」に加え高齢者や子育て支援のための「ささえ愛募金」地域のボランティアやNPOを支援する「MACHI(まち)サポート募金」の3つを掲げて募金活動をされています。
奥西さんは、現在は「寄付者」の立場でもあります。
そんな奥西さんに番組高松アナウンサーから最後の質問。「地域社会の中で共同募金のあるべき姿とはどのようなものでしょう?」
~奥西さんコメント~
皆さんがお住まいの地域でも 様々な生活課題があり、そうした問題解決するために色々な方々や団体が活動しています。そうした活動を支援できるのが共同募金です。困っている方に直接支援活動ができなくても、募金という形で支援することができる。またそうした活動を行っている方々を応援することもできます。
県民の皆様には「自分達の市町村で、共同募金がどのような目的で集められ、どのような活動に使われているのか」知って頂き、誰でもできる身近な支援活動として募金にご協力をお願いしたいと思います。
テレビ和歌山にて今回の番組製作して下さった山田みゆきアナウンサーと。なんと今回は生放送!無事終了後のホッと一息の1ショット。ありがとうございました!